我が家に、新しい「いのち」が生まれた日
出産予定日は、11月14日だったんです。
初産は、聞く人聞く人みな「遅れる」と言っていて。
個人差はあれど、まぁそんなものなのかなと思っていたんです。
出産までにマタニティフォトを撮ろうと言って、写真を撮りに出かけたのが先々週末。
もうちょっと日数があるから、それまでにできる事はやっておこうと話していたんです。
そしたら、先日かめこが「お腹が痛い」と言い出して。
お互い「まさかな」と思っていたんだけど、お互いが本能的に感じ取っていました。
もしかしたら、と。
私は夜も打ち合わせが入っていて、たまたま帰りが遅い日。
分娩予約をしている産院に連絡すると、経過を見てからもう一度連絡して欲しい、と言われたのが18時頃。
私は足早に打ち合わせを済ませて、飛んで帰りました。
お腹の痛みは引かず、徐々に強くなっていく。
…やっぱり、初期の陣痛かもしれない。
改めて、産院に連絡したのは23時を回った頃。
残っている用事を足早に済ませて、産院へ向かいました。
やはり、初期の陣痛でした。
経過を見て、退院するか入院するかを決める事になったのですが、結論は「入院」。
つまり、このまま出産の準備をしましょうという事。
日付が変わった頃から、当日の19:36まで、二人で新しい命が産まれるのを待ちました。
入院が決まってから出産まで、およそ20時間。
本当に、本当によく頑張ってくれました。
私は昔から出産は立ち会うと決めていたので、勿論立ち会いを希望。
ほんの少しだけですが、助産師の方の指示でお手伝いができたのは嬉しかった。
血が駄目だとか、嫁さんが苦しそうにしてるのを見ているのが辛いとか、そんな事を言っている場合じゃない。
泥まみれになろうが、血まみれになろうが、これから守っていかないといけない二人が命を懸けて頑張っている時に、見ていられないなんてあり得ない。
「その時」は、出来る限り側にいるようにしようと決めていました。
「その時」を乗り越えたら、沢山褒めてあげようと決めていました。
私には逆立ちしたってできないことを、彼女はやってくれました。
母子共に、元気で、乗り越えてくれました。
小さな手は、私たちの新しい「家族」。
夫婦だけの生活は、この瞬間終りを告げました。
これからは、夫婦ではなく家族としての、今までと全く違う毎日が始まります。
夫婦の間に作っておきたかった思い出はしっかり作れた。
今度は、ここから死ぬまで続く「家族」としての思い出を沢山作っていこうと思う。
最後に、とても大切な事を書きます。
赤ちゃんって、めっちゃ可愛いよ!
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