長女のオムツ卒業大作戦(日中編)

長女のかにみが日中のオムツを卒業しました。
そこで、我が家ではこうだったよ、というのを残しておこうと思います。
ちなみに、やろう!と決めてから約1年かかりました。

※トイレの話なので、見たくない方はスルーして下さい。

オムツ卒業に動き始めたのは2歳を過ぎた頃から

我が家では、保育園に通っている事もあったので、保育園の生活も考慮しながら本人がオムツを嫌がるようになってきたら動き始めようか、と妻のかめこと決めていました。
というのも、オムツ卒業は親がとやかく言っても進まないですし、本人がその気にならなければ達成不可能なものだからです。

とはいえ、保育園でのトイレトレーニングが始まったと聞いてから暫くしてもその気配が無く、親としては徐々に不安に。
本人に聞いたところで明確な答えなど返ってこないので、頭を悩ませる事となったのでした。

長女はとにかく、鈍かった

乳児の頃からそうだったのですが、かにみは「オムツが濡れた」からといって泣く子ではありませんでした。
それは幼児になってからも同じで、オムツが濡れていてもノーリアクション。

親が時々様子を見て、オムツが濡れていないかチェックしないと本当に分からない。
そのため、トレーニング開始後は本人に「オムツが濡れたら教えてね」と言っても本人が気にしていないため、オムツ決壊事件も多数発生。
試しにもっと濡れ感が分かるはずの3層構造のトレパンや、トレーニングパットも試しましたが、失敗。

とにかくオムツの濡れに関しては鈍かったため、これが頭を悩ませる種でした。

おしっこが出る → オムツが濡れる → 不快感 → 不快感を起こしたくない → そうか、トイレですればいいんだ!

の流れに気づかせたいのですが、かにみの場合は

おしっこが出る → オムツが濡れる → 気にしない → おしっこが出る … オムツ決壊

と、いうことで、そこがまずハードルなのでした。

トイレの環境を整えた

我が家では、トイレをトイレトレーニング用に(ささやかですが)整えました。
トイレに行きたい、と思ってくれないと何も進まないので、まずは環境を大好きなアンパンマンで整えてみようという発想ですね。

  1. 印刷したキャラクターものをL版のフォトフレームに入れて飾る
  2. シールが貼れるポスターを設置
  3. 補助便座の設置

学習絵本「めばえ」の付録だった、かにみの大好きなアンパンマンのポスター。
シールが付いていて、トイレを成功させるとシールがもらえるので、成功した時はとても嬉しそうに貼っていた。
最後のシールが貼られたのは、つい先日。
実はこの付録は去年の5月号のものなので、ゴールまで約1年かかったことになる。

おしっこのサインは出せなくても、トイレにアンパンマンがいる!と分かると行く事は肯定的になってくれました。
目的は何であれ、トイレに行く動機づけができたのは効果があったかなと思いますね。

半年間の空白期間

トイレの環境を整え、トイレに座ってくれるようになったかにみ
しかし、ポスターに貼るシールの数は一向に増えませんでした。
座っても出ない。
出ないんです。

そう、今までオムツに自然に出していたものを、いきなりトイレという場所に座って出すなんてできないんですね。
出し方も、姿勢も違うし、肌に触れていたオムツも無い。

だから、トイレに座る → 出ない → オムツをはき直す → 出る

この繰り返し。
親からすれば「オムツはいてすぐ出るなら、トイレでしてくれたらいいのに…」と思うところですが、それは子供が決める事。
親の都合でトイレでできるようにはならない。
それを教えられた時期だったと思います。

なので、本人がその気になるまでもう少し待ってみよう、ということで、
親もかにみも変なストレスを抱えなくてもいいように、暫くトレーニングはお休みすることにしました。

ところが、半年経っても一向に不快感を示さないかにみ
これは本人の興味以外に何か原因があるのではないか、と思い始めます。

待てよ、オムツを変えよう

最近のオムツは高性能なので、大量のおしっこを吸収してくれるし、しかも不快になりにくい。
実はここがトイレトレーニングの落とし穴なのではないか。
とりわけ濡れる事に鈍いかにみにとっては尚更ではないか。

で、探してみたらあった。
トイレトレーニング用の「不快感を増した」オムツが。
これだ!これしかない!
藁にもすがる思いで、それまで使っていたオムツから、このトレーニングオムツに切り替えることに。

これが良かったみたいで、かにみは遂に「オムツが濡れる不快感」を教えてくれるようになりました。

そうだ、そうだよ!オムツが濡れたら気持ち悪いんだよ!
パパは、それに気づいて欲しかったんだよー!

そのオムツで鈍いなら、オムツを変えたら反応が変わるかもしれない。
これはかにみにとって大きな前進でした。

トレーニングオムツから、トレパンへ

空白期間の前に買ったトレパンはもう小さくなってしまったので、トレパンを新調し、トレーニングオムツとトレパンのハイブリッドトレーニングを実践してみることにしました。
日中、家にいる時はトレパン、外に行くときは(保育園も含めて)オムツ、というルール。
このやり方、結果的には失敗でした。

数えきれないおもらしを乗り越えて

このルールにしてから、我が家でのおもらしが急増。
保育士の先生方に聞いてみたところ、保育園ではトレパンに履き替えており、トレパンにした途端におしっこを我慢している様子とのこと。
なので、家に帰るとリラックスして爆発してしまっている様子でした。

「お姉ちゃんパンツ(トレパン)にはオシッコをしない」という教えを守るあまり、ガマンしてしまうかにみ
私は正直胸が苦しかった。

ダメと言われているからガマンしているけど、トイレでする事が習慣づいていない=どこで出せばいいの?状態だ。
トイレでするとも言えない、でも助け舟のオムツは無い。
そうなると、行きつく先は「おもらし」なのである。

かにみが悪いのか?答えは「ノー」だ。
私は悩んだ。
どうすればいいんだろうか、どうすればできるようになるだろう。

そこで、ある賭けに出る事にした。

日中は常にトレパン、への方向転換

オムツとトレパンのハイブリッドだと、子供からすると「どっちやねん」状態になってしまうようで、それなら日中のオムツを全くやめてトレパンのみにしようと決意。保育園にもその旨を伝え、朝からトレパンで通園させることにしたのだ。

この頃から、徐々に状況が好転しはじめる。

さらに、おまるに戻ってみようという挑戦

ほんの3週間ほど前の話。
保育園では「おまる」を使っていた時期もあったし、ダメもとで導入してみたらどうだろう、と考えたのだ。
もしかしたら、便座に座ってすることに何かしらの抵抗があるのかもしれない。
それはトイレという空間かもしれないし、便座に座るという行為かもしれない。
ただ、同じことを繰り返していても違う結果は得られないのだ。

そこで、少々値はするけれども、大好きなアンパンマンのおまるを買うことにした。
結果的に「おまる」として活躍することはなかったけれど、これが良いきっかけになってくれることとなる。

補助便座は既にあったけれど

購入した理由は、おまる以外にもあった。
座る部分が取り外せて補助便座になるのだ。
しかも、アンパンマンがしゃべったり、音楽が流れたりする機能が付いた取っ手も付いていて姿勢が安定する。

既にトイレに設置してあった補助便座よりも、もしかしたら座りたがるかもしれない。
予想通り、喜んで座ってくれたのだが、トイレ成功までは至らなかった。

今までの経緯を振り返り、私は喜んで座っているこの時期を逃す手は無いと考え、ある作戦を決行することに。

出るまで座ってみるという挑戦と、長女が得た「達成感」

トイレトレーニングって、大体3分座らせてみてとか、5分座らせてみてとか、その程度じゃないですか。
私は思ったんです。

それ、思いっきり個人差じゃねぇか、と。

で、もしかして、もっと長く座ってみたら出るんじゃないか?と思ったわけです。
どのみち我慢の限界でおもらしするのだとしたら、おもらしが便座の上でもいいじゃないか、と。
で、できたら今年一番の勢いで褒めてあげよう、と。

ここ数日は特に便座に長く座っている練習をしていたので、いつものようにタブレットで動画を用意しつつ、一緒に粘りました。
出そうになるとどうしたらいいのか分からなくなるのか、怖くなって泣いてしまうかにみ
大丈夫だよ、と手を握って、大丈夫、大丈夫と言い聞かせて励ましました。

そして、トイレに響く音。
やりました。

さっきまで不安で泣いていたかにみを抱きしめて思いっきり褒めると、できたんだ!という達成感で顔がぱぁっと明るくなっていきました。

所要時間約20分。

出そうになったら動画を止めて、出す事に集中させる。
取っ手付きの補助便座で姿勢が安定したことも良かったのかもしれません。
様々な条件が組み合わさって、遂に「トイレでおしっこ」を達成しました。

一度できたら、あれよあれよと上達

一度できたら、トレパンにおもらしはゼロになり、ほんの2週間ほどで「おしっこ!」と意思表示してトイレにいけるまでになりました。
ウンチの方も同時に上達し、結果的には日中トレパンオンリーに切り替えてから3週間もしないうちに日中のオムツが取れてしまいました。
最近では、上手く行くたびにドヤ顔でアピールしてきます。

…可愛い。

今や全く心配なし

家では上手にトイレが言え、自分でトイレに行く事ができるようになりました。
外出先でも、以前購入した携帯補助便座が活躍しており、重宝しています。

外でのトイレトレーニングのために、携帯補助便座が欲しくて

新しい心配事としては、いつ「おトイレ!」が発令するか分からないので、トイレの場所が全く把握できない場所には行きづらい点ですかね。
日中のオムツは取れたので、次は日中とは別物とも言われる「おねしょ」卒業に向けてマイペースにやっていきたいと思います。

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